「賃貸でゴキブリが出たけど、これって自分の責任?」
「管理会社に言っていいの?それとも自腹?」
賃貸住宅でゴキブリが出た場合、「これって自分の責任?それとも大家さん?」と判断に迷う人は少なくありません。結論から言うと、ゴキブリの責任はケース次第になります。ただし、判断を先延ばしにすると
- 管理会社は動かない
- ゴキブリは増える
- 結局自腹で業者を呼ぶ
という一番損なルートに入りがちです。
を、感情論なしで整理します。
結論|ゴキブリの責任は「原因」で決まる
賃貸でゴキブリが出た場合、責任の判断基準はシンプルです。原因がどこにあるか。これだけです。
ただし問題点が3つあります。
- 原因が見えにくい
- 管理会社がはっきり言わない
- 入居者が遠慮してしまう
この3点が重なり、判断が曖昧になること。だからこそ、ケース別に整理して考える必要があります。
原因がはっきりせず、判断しづらい
ゴキブリは発生源や侵入経路が目に見えないことが多く、「どこから来ているのか」が分からないまま不安だけが残りがちです。キッチンなのか、排水管なのか、隣室なのか判断できず、結果として対応が後回しになってしまいます。
入居前からの問題なのか、入居後に原因があるのかも曖昧になってしまいます。
管理会社がはっきりした判断をしない
管理会社に相談しても、「様子を見てください」「まずは市販薬で対応を」と、明確な判断を避けられるケースは少なくありません。責任問題を避けたい立場から、対応が曖昧になりやすいのが実情です。
発生原因が明確であったり共用部でのゴキブリの大量発生という特定のケースでないと対応が期待出来ないケースが多いです。
入居者が遠慮してしまう
「自分の生活が原因かもしれない」「クレームと思われたくない」と感じ、相談をためらう入居者も多いです。しかし遠慮している間にも、被害が進行してしまうことがあります。
入居者の責任になりやすいケース

ゴキブリの発生原因が、建物や設備ではなく日常の生活環境にあると判断される場合は、入居者側の責任とされやすくなります。特に、管理会社や業者が現地を確認した際に「生活由来」と見なされると、対応や費用が自己負担になるケースが多いです。
生活由来と判断されやすい例
以下に当てはまる場合、入居者側の責任と判断されやすくなります。
- 生ゴミの放置や管理不足
- 食べ残し・飲み物の放置
- 室内での繁殖が疑われる状況
- 明らかに自室だけで頻発している
この場合、「建物の問題ではなく、生活環境が原因」と見なされやすいため、管理会社が費用負担してくれる可能性は低めです。とはいえ、市販薬で対応して再発を繰り返すと、結果的に時間もお金も無駄になります。
発生原因が管理者側であっても、借主側の要因で繁殖するケースである場合は入居者側の責任と判断されやすくなります。
生ゴミの放置や管理不足
生ゴミを室内に長時間置いたり、フタのないゴミ箱を使っている場合、ゴキブリを引き寄せやすくなります。特に夏場は、短時間でも発生リスクが高まります。
ゴキブリだけでなく、ハエのような虫も発生しますので生ごみや食べ残し等は気を付けましょう。
食べ残し・飲み物の放置
食べ終わった皿や飲み物の空き容器を放置していると、わずかな匂いや糖分でもゴキブリのエサになります。「一晩だけ」「少量だけ」でも、積み重なると生活由来と判断されやすくなります。
室内での繁殖が疑われる状況
幼虫や小さなゴキブリを見かける場合、すでに室内で繁殖している可能性があります。この場合、外部からの侵入よりも室内環境が原因と見なされやすくなります。
明らかに自室だけで頻発している
同じ建物でも、自分の部屋だけで繰り返し発生している場合、生活環境が原因と判断されることがあります。共用部や他室での発生情報がない場合は、入居者責任とされる可能性が高まります。
大家・管理会社の責任になりやすいケース

ゴキブリの発生原因が個人の生活環境ではなく、建物や共用設備にあると判断される場合は、大家や管理会社の責任になる可能性があります。この場合、入居者が自己判断で対応する前に、管理会社へ相談する余地があるケースです。
建物・設備由来の例
次のような場合は、管理会社や大家の責任になる可能性があります。
- 排水管・配管まわりが原因
- 共用部(廊下・ゴミ置き場)からの侵入
- 建物の隙間や老朽化が明らか
- 他の部屋でも発生している
- 隣室や他の部屋が発生源となっている可能性
この場合は、早めに管理会社へ相談するのが正解です。その際、「口頭だけで済ませない」「メールなど記録が残る形で連絡する」など記録が残る形で相談してください。これだけで、対応が変わることもあります。
排水管・配管まわりが原因
キッチンや洗面所、浴室などの排水管まわりは、ゴキブリが移動・侵入しやすいポイントです。配管の隙間や劣化が原因の場合、個人では対処できない設備問題と判断されることがあります。
共用部(廊下・ゴミ置き場)からの侵入
廊下や階段、共用ゴミ置き場などからゴキブリが侵入している場合、発生源は個室外にある可能性があります。共用部の管理は管理会社の管轄となるため、入居者責任とは切り分けられるケースです。
建物の隙間や老朽化が明らか
築年数が古く、壁や床、ドア周辺に明らかな隙間がある場合、建物構造そのものが原因となることがあります。このようなケースでは、生活状況に関係なく発生していると判断されやすくなります。
他の部屋でも発生している
同じ建物内で複数の部屋からゴキブリの発生報告がある場合、個人の生活環境が原因とは考えにくくなります。この場合、建物全体の問題として管理会社が対応すべきケースに該当する可能性があります。
隣室や他の部屋が発生源となっている可能性
自分の部屋では特に心当たりがないにもかかわらず、突然ゴキブリが出る場合、隣室や他の部屋が発生源になっている可能性も考えられます。個人では確認できない事情が背景にあるケースもあり、入居者側で原因を特定・対処するのは現実的ではありません。
このような場合は、建物全体の管理範囲に関わる問題として、管理会社が対応すべきケースに該当する可能性があります。
ゴキブリが発生しやすい賃貸の特徴
ゴキブリの発生は、入居者の生活だけで決まるものではありません。建物の構造や周辺環境によって、発生しやすい条件が揃っている賃貸もあります。
以下に当てはまる場合、個人の対策だけでは限界があるケースも少なくありません。入居前であれば確認してから判断しましょう。
築年数が古い
築年数が古い建物は、壁や床、配管まわりに隙間ができやすく、ゴキブリの侵入経路になりがちです。清潔に暮らしていても、構造上の問題で発生することがあります。
一般的に、築20年を超える賃貸は、配管や隙間の劣化によりゴキブリが侵入・定着しやすくなる傾向があります。生活習慣だけで防ぐのは難しいケースも少なくありません。
排水管・水回りが集中している
キッチンや洗面所、浴室が密集している間取りは、湿気がこもりやすく、ゴキブリが好む環境になりやすいです。
排水管を通じて移動されるケースもあります。
1階・半地下・ゴミ置き場が近い
1階や半地下の部屋、共用ゴミ置き場の近くは、外部からの侵入リスクが高まります。
周辺環境の影響を受けやすい立地です。
近くに飲食店やスーパーがある
賃貸物件そのものというより、周辺環境の影響でゴキブリが発生しやすくなるケースもあります。
飲食店やスーパーが近くにあると、建物周辺にゴキブリが集まりやすく、そこから侵入する可能性が高まります。
トラブルになりやすいグレーゾーン
ここが一番厄介になります。人類の敵はゴキブリだけじゃなく、管理会社とのトラブルです。
- 入居直後に出た
- 他の部屋でも出ているが証拠がない
- 管理会社が「様子を見てください」で動かない
こういう場合、責任の押し付け合い → 時間だけ経過という展開になりがちです。ここで重要なのは、「責任をはっきりさせること」と「被害を止めること」を分けて考えることです。責任の決着を待っている間にも、残念ながらゴキブリは増えます。
入居直後にゴキブリが出た場合
入居して間もないタイミングでゴキブリが出ると、「前の入居者の問題?」「建物の問題?」と判断が曖昧になりがちです。生活由来と断定しにくい一方で、管理会社も即断しづらく、対応が長引くケースがあります。
他の部屋でも出ているが証拠がない
「他の部屋でも出ているらしい」と聞いても、入居者側では事実確認ができず、証拠も出しにくいのが現実です。この状態では、管理会社が積極的に動かないことも少なくありません。
管理会社が「様子を見てください」で動かない
責任の所在が曖昧な場合、管理会社から「まずは様子見で」と言われるケースはよくあります。しかし、その間にもゴキブリは増え、被害だけが進行してしまいます。
グレーゾーンで起きやすい問題
このような状況では、責任の押し付け合い → 時間だけが経過という展開になりがちです。
ここで重要なのは、「責任をはっきりさせること」と「被害を止めること」を分けて考えること。責任の決着を待っている間にも、残念ながらゴキブリは増えます。
結局どうすればいい?損しない行動手順
迷ったら、次の順番で動いてください。
- 管理会社に連絡(記録を残す)
- 対応が遅い・曖昧なら無理に待たない
- 再発が怖い場合は業者も選択肢に入れる
特に、「すでに何度も見ている」「精神的にかなりきつい」この状態なら、判断を先延ばしにするメリットはありません。
まずは管理会社に連絡する(記録を残す)
電話だけで済ませず、メールなど記録が残る形で連絡しましょう。後から「言った・言わない」を防ぐためです。
対応が遅い・曖昧なら無理に待たない
「様子を見てください」と言われ続けても、状況が改善しないなら待ち続けるメリットはありません。被害が拡大すれば、結果的に自分の負担が増えます。
再発が怖い場合は業者も選択肢に入れる
責任問題とは別に、被害を止める手段として業者を使うという考え方もあります。特に再発リスクを抑えたい場合は、有効な選択肢です。
判断を先延ばしにしない方がいいケース
次の状態に当てはまるなら、早めの判断がおすすめです。
- すでに何度も見ている
- 精神的にかなりきつい
この状態で様子見を続けても、状況が良くなることはほとんどありません。
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自分で対応する vs 業者に任せる違い
「できるだけ自分で何とかしたい」と考えるのは自然なことです。一方で、対応できる範囲・再発リスク・精神的な負担には大きな違いがあります。
ここでは、それぞれの特徴を整理して比較します。
自分で対応する場合
市販の殺虫剤や罠を使えば、すぐに対処できる手軽さがあります。ただし、原因や侵入経路が分からないまま対応することが多く、一時的な対処にとどまりやすいのが現実です。
発生する前の予防であったり、一時的な対処は自分で対応することも大事です。
費用は安く見える
市販の殺虫剤や罠は1つあたりの価格が安く、手軽に始められます。ただし、再発のたびに買い足すと、結果的に費用がかさむケースも少なくありません。
原因が分からず再発しやすい
目に見えるゴキブリを駆除できても、発生源や侵入経路が分からないままでは根本解決になりません。一時的に姿を消しても、数週間〜数か月後に再発することがあります。
精神的ストレスが長引く
「また出るかもしれない」という不安を抱えながら生活することになります。特に就寝時や外出時に、気が休まらない状態が続きがちです。
業者に任せる
専門業者に依頼する場合、初期費用はかかりますが、調査から対策までをまとめて任せることができます。再発を防ぐことを前提に考えたい場合は、有力な選択肢になります。
なお、賃貸物件では、自己判断で薬剤を大量に使用すると設備や床材を傷めてしまい、トラブルになるケースもあるため注意が必要です。
初期費用はかかる
業者に依頼すると、どうしても初期費用は発生します。ただし、作業内容や再発防止策まで含めて考えると、費用に納得できるケースも多いです。
発生源・侵入経路まで対処できる
専門業者は、ゴキブリの発生源や侵入経路を調査したうえで対策を行います。市販薬では届かない場所まで対応できる点が大きな違いです。
再発リスクを抑えられる
原因から対処するため、再発のリスクを大きく下げることができます。「何度も同じ悩みを繰り返さなくて済む」という安心感もあります。
どちらが正解かは状況次第ですが、「もう悩みたくない」と思っているなら、答えはだいたい決まっています。
【結論】賃貸こそ“早めの判断”が一番安い
賃貸でゴキブリが出た場合、責任を巡って迷っている時間が一番コストになります。
- 責任で揉める
- 対応が遅れる
- 被害が拡大する
こうなる前に、被害を止める判断をする方が、結果的にお金も時間も消耗しません。
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