【害虫・害獣カレンダー最新版】いつがピーク？年間出現時期と対策タイミングを徹底解説

「なんだか最近、夜中に天井から音がする」「朝起きたら腕に赤い腫れが…」

それ、もしかしたら害虫・害獣のサインかもしれません。

ネズミやゴキブリ、シロアリ、ハチ、ムカデ、コウモリ、そして近年急増しているトコジラミなど、私たちの暮らしに忍び寄る存在は季節ごとに活動ピークが異なります。

本記事では、日本の気候に合わせた年間の「害虫・害獣出現カレンダー」をもとに、それぞれの駆除・予防に最適なタイミングや見逃せない兆候、信頼できる業者選びのポイントまで徹底解説しています。

害虫・害獣の出現ポイントがわかれば、事前に対策することで被害を最小限に抑えることも出来ます。

放置して後悔する前に、「今」だからこそできる備えを一緒に確認していきましょう。

日本の気候が左右する！害虫・害獣被害の傾向と出現時期の特徴

日本では四季がはっきりしており、気温や湿度の変化によって、害虫・害獣の活動時期もある程度パターン化されています。その一方で、年によっては暖冬・猛暑・長雨などの気候異常が起こり、出現タイミングや被害の規模が大きく変わることもあります。

気温・降水量と害虫・害獣の出現には深い関係がある

まず押さえておきたいのは、「気温が高く」「湿度が高い」時期には、特に害虫が活発になるということです。具体的には、以下のような傾向があります。

【季節と生き物の活動傾向】

気候条件	活発になる代表例	備考
冬（気温5℃以下）	ネズミ、イタチ、ハクビシン	寒さを嫌って室内に侵入する動きが活発化
春（15〜20℃）	羽アリ、ハチ	巣作りや繁殖準備を始める時期
梅雨（高湿度）	シロアリ、ゴキブリ、ムカデ	湿気を好む虫が急増。家屋の中に侵入するケースも多い
夏（30℃超）	ゴキブリ、ダニ、ハチ	熱気と湿度で爆発的に増殖。被害ピーク
秋（朝晩の冷え込み）	スズメバチ、コウモリ、ネズミ	寒さ対策で屋根裏・壁内に侵入しやすくなる

たとえば「今年の夏は例年以上にゴキブリが出る」と感じる場合、その背景には“梅雨が長引いた”とか“気温が平年より高かった”などの気候条件が関係していることが多いです。

毎年のデータから見えてくる活動ピークの傾向

環境省や地方自治体の相談データをもとにすると、以下のような「典型的なピーク時期」が存在します。これを知っておくことで、被害が出る前に先回りして対策できるようになります。

【代表的な害虫・害獣の活動ピーク（月別）】

害虫・害獣	主な出現時期	特徴・注意点
ネズミ	12月〜3月	冬に屋内に侵入。食べ物や暖かさを求めて台所・天井裏に出没
シロアリ	4月〜6月	羽アリが飛び出す時期。建物への被害が大きくなる前に注意
ゴキブリ	6月〜9月	高温多湿で繁殖力が最も強まる。台所や水回りは特に注意
スズメバチ	7月〜10月	巣が完成して攻撃性が高くなる。人とのトラブルが急増
ムカデ	6月前後	雨の多い時期に屋内へ侵入しがち。咬傷事故も発生しやすい
コウモリ	9月〜11月	冬ごもり場所を求めて天井裏などに入り込む

たとえば、羽アリを4月ごろに見かけた場合、それは「シロアリ被害の前兆」であることが多いです。また、スズメバチの巣作りは6月から始まるため、8月以降に駆除しようとすると危険性が高くなります。

月別｜害虫・害獣出現カレンダー

害虫・害獣の発生時期には一定のパターンがあります。
ただし、年によって前後したり、地域差がある場合もあるため、あくまで「目安」としてご活用ください。

月	ネズミ	イタチ	ハクビシン	シロアリ（羽アリ）	ゴキブリ	ムカデ	スズメバチ類	トコジラミ
1月	● 家屋へ 越冬侵入	△ 活動量低め	△	×	×	×	×	△ 室内は 発生可
2月	●	△	△	×	×	×	×	△
3月	●	● 繁殖期入り	△	×	×	△ 活動開始	△ 女王出没	△
4月	●	●	△	● ヤマト群飛ピーク	△	● 産卵期前	● 巣作り開始	△
5月	●	●	△	●	● 活動本格化	● 産卵期	●	●
6月	△	●	● 活動活発	● イエ・アメリカ群飛	●	●	● 凶暴化	● 発生急増
7月	△	●	●	●	● 最盛期	●	●	●
8月	△	●	●	△	●	△ 猛暑でやや減	●	●
9月	△	●	● 侵入ピーク	△	●	△	● 攻撃性MAX	●
10月	● 冬へ向け侵入増	△	●	×	△	×	● 終盤	△
11月	●	△	△	×	×	×	△	△
12月	● 越冬個体定着	△	△	×	×	×	×	△

このカレンダーを参考に、「被害が出る前に」「活動が本格化する前に」先手で対策を打つのが理想的です。

春（3月〜5月）｜羽アリ・ハチ・ネズミの活動開始

春は気温が上がり、害虫・害獣たちが一斉に活動を始める季節です。この時期は「まだ大丈夫だろう」と油断しがちですが、実は最初の対策タイミングとしてとても重要です。

羽アリ（シロアリ）｜家屋に深刻なダメージを与える季節が到来

4月から5月にかけて、羽アリが大量に飛び出す「群飛（ぐんぴ）」の時期が始まります。これはシロアリが繁殖のために外に出てくる行動であり、建物内部に巣がある可能性が高い警告サインです。

見逃しやすいポイントは以下の通りです。

• 床下から羽アリが上がってくる
• 窓際や照明の下に羽が落ちている
• 柱や壁を叩くとポコポコと空洞音がする

このような兆候があれば、被害がかなり進んでいるケースも多く、早期に業者点検が必要です。特に木造住宅では、構造に関わる深刻な損傷を招くこともあるため、油断は禁物です。

発見・駆除が遅れると駆除費用が思いもよらない額になることがあります。

ハチ｜巣作り初期なら安全・低コストでの対処が可能

春はハチ（特にスズメバチ・アシナガバチ）の巣作りが始まる時期です。この時期は女王バチが1匹で巣を作り始める段階なので、比較的安全に駆除でき、費用も抑えられます。

以下のような場所に小さな巣がないかチェックしましょう。

• 軒下・エアコンの室外機裏
• 物置やベランダの隅
• 車庫の天井部分

春のうちに小さい巣を駆除できれば、夏以降の大規模なトラブルを未然に防げます。ハチの巣を発見した場合は刺激せず、専門業者に依頼するのが安全です。

ネズミ｜暖かくなり繁殖行動が活発に

冬を越したネズミは、春になると繁殖期に突入し、活動が一気に活発化します。天井裏や壁の中で「コトコト」「カサカサ」と音がしたり、食材や配線がかじられている場合は要注意です。

特に注意したいのは以下のような兆候です。

• フンがキッチンや配電盤周辺にある
• ペットフードの袋に穴があいている
• 壁や床に1cmほどの穴が空いている

ネズミは1匹見つけたら10匹以上潜んでいる可能性もあるため、気づいた時点で専門業者に相談するのが安心です。

夏（6月〜8月）｜ゴキブリ・シロアリ・トコジラミ・ムカデの最盛期

夏は、害虫が最も活発になる季節です。高温多湿な日本の夏は、害虫たちにとって繁殖と侵入のベストシーズンでもあります。気づいたときにはすでに家の中に侵入されている、というケースが非常に多く見られます。

ゴキブリ｜梅雨明けから一気に繁殖が進行

ゴキブリは湿気と温かさが大好きなため、6月以降の梅雨入りとともに動きが活発になります。特に水回り（台所・洗面所・浴室）を中心に、1匹見たら10匹潜むとも言われており、油断は禁物です。

早めにやっておきたい対策としては以下の3点です。

• 5月末〜6月初旬にベイト剤（ブラックキャップ等）を仕掛ける
• 排水溝のフタやシンク下の点検口をチェック
• 食材の保存状態を見直す

繁殖力が強く、夏の間に一気に個体数が増えるため、事前の予防が最も効果的です。

シロアリ｜見えないところで被害が進行中

羽アリの時期が過ぎた夏でも、シロアリの本体は床下や壁内部で静かに木材を食害し続けています。特に湿気がこもる梅雨〜夏場は活動が活発になり、目に見えないうちに被害が広がることも。

以下のような兆候があれば即点検を依頼しましょう。

• 床がフカフカしている
• 浴室やキッチンの床が黒ずんでいる
• 柱に細かい土の道（蟻道）がある

建物の資産価値を下げないためにも、年1回の定期点検が安心材料になります。

トコジラミ｜旅行・宿泊をきっかけに家庭内へ持ち込まれる害虫

トコジラミ（別名：南京虫）は、近年国内でも被害が増えている吸血性の害虫です。ベッドや布団、カーペットの隙間などに潜み、夜間に人の血を吸うことで知られています。

特に夏場は活動が活発になり、1匹のメスから数百匹にまで増えることもあります。以下のようなきっかけで持ち込まれるケースが多く見られます。

• 海外・国内旅行先のホテルにいた虫が衣類やスーツケースに付着
• 中古家具やベッドを購入・譲渡して侵入
• シェアハウス・学生寮など共同生活での感染拡大

刺されてもすぐには気づかず、「朝起きたらかゆい」「ダニかと思っていた」という方も少なくありません。しかも市販の殺虫剤では駆除が難しく、専門業者の「熱処理」や「ドライアイス駆除」が効果的とされています。

対策としては、次の3つがあります。

• 旅行後はスーツケースを室内に持ち込む前に消毒・チェック
• 中古家具を導入する際は、隙間や裏面をしっかり点検
• 寝具周辺で見慣れない黒い点（糞）や赤い点（血痕）に注意

早期発見と専門駆除の判断が、再発防止の鍵になります。

ムカデ｜湿気を好み、寝室や靴の中に出没

ムカデは梅雨の時期に特に活発になり、家の中にまで侵入してくる代表的な危険生物です。咬まれると激しい痛みや腫れを伴い、場合によってはアレルギー症状を引き起こすことも。

注意すべきポイント

• 玄関や浴室の排水口を通って侵入することが多い
• 夜行性なので、寝室や布団、靴の中に潜む可能性も
• ムカデ用忌避剤や粉剤を玄関・ベランダに散布しておくと効果的

特に小さなお子さんやペットがいる家庭では、早めの侵入防止が不可欠です。

秋（9月〜11月）｜スズメバチ・コウモリが増加

秋は、夏の暑さが和らぎ人にとっては快適な季節ですが、害虫・害獣にとっては「越冬準備」や「活動ピーク」となる重要な時期です。特にスズメバチとコウモリには十分な警戒が必要です。以下で詳しく解説します。

スズメバチ｜攻撃性がピークに達する危険な季節

9月から10月にかけては、スズメバチの活動が年間で最も危険な時期です。この時期は、春から作ってきた巣が完成し、働きバチの数が急増。巣を守る本能が強くなり、人への攻撃性が非常に高まるのが特徴です。

たとえば、庭木の手入れやベランダ掃除をしていた際に巣に気づかず刺される事故が全国で多発しています。とくに軒下・床下・物置の中など、普段あまり見ない場所に巣が作られていることが多く、不用意に近づくのは非常に危険です。

• 巣がある場所に近づかない
• 黒い服や香水は避ける（攻撃対象になりやすい）
• 自力駆除はNG！専門業者に依頼が安全

秋のうちに駆除できれば、翌年の被害も抑えられるため、スズメバチは秋が最後の対策チャンスとも言えます。

スズメバチの駆除は業者に依頼しましょう。

コウモリ｜屋根裏への侵入が増える越冬前の要注意時期

コウモリは「空を飛ぶ害獣」として、都市部・住宅街問わず被害が増加しています。9月〜11月は冬を越すための安全で暖かい場所を探すシーズンであり、家屋の換気口やわずかな隙間から天井裏へ入り込むケースが多く見られます。

見た目にはわかりづらいですが、以下のような兆候があれば要注意です。

• 家の外壁や軒下に黒いフン（米粒大〜小豆大）が付着している
• 夜間に「キーキー」「カサカサ」という音が天井から聞こえる
• 強いアンモニア臭や糞尿の異臭がする

コウモリは鳥獣保護法で「勝手に捕獲・駆除ができない動物」のため、追い出し後の侵入口封鎖と清掃・消毒をセットで行う必要があります。業者による「追い出し＋侵入防止」処置がもっとも効果的です。

冬（12月〜2月）｜ネズミ・イタチの室内侵入に注意

冬は害虫の活動が落ち着く一方で、害獣の被害が急増する時期です。特に暖かさと食べ物を求めて室内に入り込む「ネズミ」や「イタチ」には、年末年始の前にしっかり対策をしておくことが重要です。

ネズミ｜屋根裏やキッチンに忍び込む冬の常連

ネズミは寒さに弱いため、気温が下がる12月頃から屋内への侵入が急増します。台所・洗面所・天井裏など、人の目が届きにくく温かい場所に巣を作りやすく、食べ物のストックや壁をかじられる被害が多発します。

さらに、ネズミは1年に5～6回も繁殖し、1匹のメスから年間50匹以上の子が増えることも。フン尿による衛生被害や、配線をかじっての火災リスクなども含めて、放置は非常に危険です。

対策としては、

• 食べ物を出しっぱなしにしない（特に袋物）
• 隙間・通気口の封鎖（1cmあれば侵入可能）
• 業者による防鼠処理（毒エサ・粘着シート設置＋封鎖）

が基本です。早めの対処で再発リスクを最小限に抑えましょう。

イタチ｜強烈な悪臭と夜間騒音で精神的被害も

イタチは細長い体で、ネズミよりもやや大きいサイズの害獣です。寒くなると屋根裏や床下に侵入し、強烈な尿臭や糞害、深夜の走り回る音などの被害を引き起こします。

特に問題なのが「マーキング行動」と呼ばれる縄張りの主張で、他のイタチを寄せ付けないために強い臭いを撒き散らすこと。一度侵入を許してしまうと、自力では完全除去が困難なほど臭いが染みついてしまいます。

侵入経路も非常に狭く、5cm程度の隙間があれば十分に出入り可能です。外から見えない床下や換気口に注意が必要です。

再侵入を防ぐには、

• フンの有無や足跡をチェックして早期発見
• 専門業者による追い出し＋金網・金属プレートで封鎖
• 消臭・除菌処理の徹底

といった総合的な対応が不可欠です。

被害が出る前に！駆除・予防のベストタイミングとは？

害虫・害獣の対策は「出てからでは遅い」のが現実です。特にシロアリやネズミのような見えない侵入者は、気づいたときには家屋の内部まで被害が広がっていることも少なくありません。

そのため、「あれ？」と思った段階で対処するのではなく、“出る前”に予防・点検を行うことが最も効果的かつ経済的です。以下では、害虫・害獣ごとの「事前対策」と、業者依頼の判断基準について詳しくご紹介します。

害虫・害獣ごとの「事前対策」の重要性

それぞれの生き物には「活動し始めるタイミング」や「侵入しやすい場所」が異なります。その特徴に合わせて、事前に予防しておくことで、被害そのものを防げる可能性が高まります。

以下は代表的な事前対策の一例です。

🐭 害獣の対策例（ネズミ・ハクビシン・イタチなど）

対象	予防のベストタイミング	主な対策
ネズミ	冬前（11月頃）	隙間封鎖、毒エサ設置、配線保護
イタチ	秋〜冬（10〜1月）	通気口に金網設置、臭い対策、フン清掃
コウモリ	秋（9月〜10月）	換気口封鎖、屋根裏の点検・追い出し

🦟 害虫の対策例（ゴキブリ・シロアリ・ハチ・トコジラミなど）

対象	予防のベストタイミング	主な対策
ゴキブリ	梅雨前（5月下旬）	ベイト剤設置、水回り清掃、換気
シロアリ	春先（3〜4月）	床下点検、羽アリの監視、定期診断
ハチ	春（4〜5月）	小さな巣の早期発見、軒下チェック
トコジラミ	通年（特に夏）	旅行後の荷物点検、中古家具の確認

とくにハチやシロアリは、春先に「準備段階で駆除」することで被害を大幅に抑えることができます。「まだ出てないから大丈夫」ではなく、“出る前にこそできる対策がある”ことを覚えておきましょう。

DIYで間に合うケースと業者を頼るべきケースの違い

「自分で駆除するか、業者に頼むか」は、多くの方が迷うポイントです。結論から言うと、次のような基準で判断するのが安全・確実です。

✅ DIYで対応しやすいケース

• ゴキブリ対策：市販のベイト剤やトラップが有効
• ムカデ・アリ：侵入経路の遮断、忌避剤の散布である程度対応可能
• 小さなハチの巣：高さが低く、小規模なうちに限り対応可能（防護具が必要）

DIYはあくまで「軽度な初期段階」であれば有効です。ただし、根本原因が取り除けていないと再発の可能性が高い点には注意が必要です。

❌ 業者に頼るべきケース

• 家の構造内部に関わるもの：シロアリ、ネズミ、イタチなど
• 健康リスクや攻撃性が高いもの：スズメバチ、トコジラミ
• 広範囲・長期間にわたる被害：フン尿被害、臭気問題、再侵入トラブル

たとえばネズミは配線をかじって火災を引き起こすこともあり、粘着シートや毒エサだけでは不十分です。また、トコジラミの駆除は市販スプレーでは死なない個体が多く、熱処理や薬剤燻蒸が必要になります。

このような場合は、無料相談を受け付けている専門業者にすぐ相談するのが最も効率的です。

こんな兆候に注意！放置すると手遅れになるサイン

「まだ大丈夫だろう」と見過ごしてしまいがちな害虫・害獣の痕跡。ですが、実際にはそれがすでに“侵入されている証拠”であり、放置すれば被害が深刻化するサインであるケースが多くあります。

特に初期は目立たないため、「異変に気づいた時点で動くこと」が対策の分かれ道です。以下に紹介する兆候に心当たりがあれば、その時点でプロに相談するのが被害最小化の近道です。

室内で見かける虫や異臭は要注意

部屋の中で1匹でも虫を見かけたら、それは「たまたま」ではなく「潜んでいる仲間がいるサイン」かもしれません。

とくに以下のようなケースには要注意です。

🔍 よくある初期兆候と対象害虫

兆候の例	想定される害虫
夜間に小さな黒い虫が床を歩いている	ゴキブリ、トコジラミ
朝起きたら腕や脚に赤い腫れがある	トコジラミ、ダニ
壁や天井裏から「カサカサ音」がする	ネズミ、イタチ、コウモリ
風通しの悪い場所で強いアンモニア臭	コウモリ、ネズミ、イタチ
枕元に小さな血痕や黒い点がついている	トコジラミの糞・吸血痕

たとえば、トコジラミは布団やベッドに潜み、夜間に人の血を吸います。目に見えにくく、「原因不明のかゆみ」や「複数箇所の腫れ」が出たら、すでに繁殖が始まっている可能性もあります。

また、ネズミやコウモリのフン尿による異臭も、「住み着いている証拠」であり、早めの追い出しが必要です。少しでも異変に気づいたら、「気のせい」で済ませず、写真や動画で記録を残しておくと業者相談時にも役立ちます。

床や壁に穴・かじられ跡がある場合はすぐ相談を

目に見える破損跡は、害獣による「侵入」と「生活」の形跡そのものです。これを見逃すと、内部構造の損傷や火災リスク、悪臭・健康被害につながるおそれがあります。

🛠️ よくある破損のサイン

発見箇所・状況	想定される原因
床や壁の隅に直径2～3cmの穴がある	ネズミ、イタチの侵入口
配線コードがかじられている	ネズミ（→火災リスク大）
通気口の金網が外れている・歪んでいる	コウモリ、ハクビシンの侵入
収納棚の奥や天井裏に白いかすが落ちている	シロアリによる木材の食害の可能性

特にネズミは、歯が一生伸び続けるため、配線や柱、壁までもかじる習性があります。これによりショート→火災の原因となる事故も全国で毎年報告されています。

また、シロアリの場合は見えない内部で木材がボロボロにされているケースも多く、「床が沈む」「ドアの開閉が重くなる」などの異常が出たらすでに構造の損傷が進行している可能性も。

兆候を「小さな違和感」として流してしまうと、気づいたときには駆除費用も被害規模も倍以上になることが多くあります。まずは「いつもと違う」と感じたら、一度無料で点検・見積もりを受けてみるのがおすすめです。

迷ったら相談！信頼できる専門業者の選び方

「自分では対処しきれないかも…」「でも、どの業者に頼めばいいの？」そんなときに役立つのが、“信頼できる業者の見極め方”です。

実際に依頼するかどうかはさておき、まずは無料相談や現地調査を受けてみるだけでも状況が把握でき、安心感が得られます。とはいえ、ネット検索で出てくる業者は数多く、違いがわかりにくいもの。

ここでは、後悔しないための業者選びの5つのポイントをご紹介します。

信頼できる業者を選ぶための5つのチェックポイント

チェック項目	注目すべきポイント
①無料見積もりがあるか	調査〜見積もりまで無料か、有料かを事前に確認
②再発防止まで含めた提案か	駆除だけでなく「侵入経路封鎖」「予防策」も提案してくれるか
③保証制度の有無	万が一再発した場合の無償再施工保証があるか
④口コミ・評判の透明性	Googleマップや比較サイトでの評価・実績を確認
⑤地元対応か全国対応か	地域密着型か、全国一律対応か。柔軟性や対応スピードに差あり

たとえば「害獣駆除　無料見積もり　〇〇市」と検索すれば、地元で対応可能な業者が一覧で出てくるため、最低でも2〜3社を比較検討すると安心です。

悪質業者に注意！契約前に確認すべきNGポイント

残念ながら、業界内には強引な勧誘や高額請求を行う業者も存在します。契約する前に、以下のような業者には注意してください。

• 電話だけで「○万円」と金額を提示し、現地確認を省く
• 「今すぐ契約しないともっと高くなる」と不安を煽る
• 施工の詳細や使用する薬剤の説明が曖昧・不透明
• ホームページが極端に情報不足（運営会社の記載がない など）

こうした業者は、相場以上の費用を請求したり、ずさんな作業で再発するリスクが高いため避けるべきです。逆に、説明が丁寧で強引なセールスをしない業者は、信頼できる可能性が高いと言えます。

判断に迷ったら「見積もりだけでも取っておく」が正解です

まだ被害が小さいと感じていても、無料で見てもらうだけならリスクはゼロです。現地調査をしてもらえば、「実際の侵入経路」や「害虫・害獣の種類」までわかり、対応方針が明確になります。

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まとめ｜先手の対策で安心な住まいを守ろう

害虫・害獣の被害は、「気づいたときには手遅れだった」というケースが非常に多いものです。しかし、出現する季節やサインを事前に把握しておけば、少ない手間と費用で大きな被害を防ぐことが可能です。

本記事では、以下のようなポイントをご紹介してきました。

✅ 本記事のポイントおさらい

とくに住宅は家族の安全・快適さを守る大切な場所です。だからこそ、「いつかやろう」ではなく、“今できることから”先手で動くことが、安心な暮らしにつながります。

「何か変かも…」と思ったら、すぐに動き出しましょう

「羽アリが出てきた」「キッチンで小さな虫を見かけた」「夜中に天井から音がする」

それは、確実に“何かが起きているサイン”です。

迷ったら、まずは無料で調査・相談ができる業者に状況を見てもらうだけでも構いません。それだけで「やっぱり安心してよかった」と思えるはずです。

🏠 安心の第一歩は、情報収集と早めの対策から

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